fc2ブログ
リストラ、50代の就活、派遣切り、そして現在パートさん・・・この先どうなるのか?賢い患者になるよ!生きてるだけで丸儲け!!
記事編集
1週間ほど前、ある本が届いた。乳がんの本です。

7月中旬にブログのメールフォームで出版社からアンケートの依頼がありました。

編集者からのメールより
弊社で「乳がん」のムックを発行するのは本年で5回目となりますが、最新治療法と
いった情報のみならず、患者さんが日常生活を送る上で困っていること、気をつけた
方がいいこと、患者さんならではの工夫などをたっぷりと誌面でご紹介していこうと
考えております。
患者さん目線の、患者さんが本当に必要としている、もしくは欲しかったと思うこと
(もの・情報)をどうぞ教えてください。
あなたご自身が体験したこと、あなたの思いを書き込んでください。


こんな内容のメールです。
それでアンケートに答えたお礼に本を頂きました。

ブログ等で紹介してもいいとのメッセージをいただいてましたが、自分で中を読んで
からと思い、今迄そのままになってました。
正直なところ丁度面接の頃で、それどころではなかった。



乳がん最新治療法とココロとカラダのキュアとケア (イカロス・ムック)乳がん最新治療法とココロとカラダのキュアとケア (イカロス・ムック)
(2009/10/01)
不明

商品詳細を見る
乳がん患者歴7年の私には、少し物足りない内容ではありますが、乳がん患者となったばかりの方には、多種多様な情報が載っているので、役立つと思います。
最新情報、患者目線の記事も必読です。



◆主な内容
*こんな治療がはじまります「スケジュールを把握しましょう」
  ~順天堂医院・齊藤光江さん

*新分子標的治療薬「タイケルブ」®他、治療最前線
  ~京都大学医学部付属病院・戸井雅和さん

*治療中もきれいでいるために
  美容ジャーナリスト・山崎多賀子さんの元気になるメイクのススメ

*乳がん初期治療の基礎知識   監修・聖路加国際病院・中村清吾さん

*転移・再発した乳がんの治療
  ~埼玉医科大学国際医療センター腫瘍内科・佐々木康綱さん

*心のケアとキュア
  ~埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科・大西秀樹さん

*術後・通院中はこんなことを気をつけて
  ~聖路加国際病院乳がん看護認定看護師・金井久子さん

*先輩患者さんならではの知恵袋&アドバイス

*当たり前の日常を取り戻すために&キャンサーリボンズのとりくみ
  ~聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンター・福田護さん

*乳がん患者が考案 リンパ浮腫予防体操 ~大木まりこさん

*代替医療を上手に取り入れましょう ~赤坂溜池クリニック・降矢英成さん



大体のところは既に知っている事でしたが、そんな中で私にとって興味深かった
記事をピックアップしてみます。

【最新リンパ浮腫治療】
圧迫とマッサージに理学療法をプラスするもので、ある形成外科医のクリニックでの
治療です。

交感神経をブロックし緊張状態が解放され、血液循環がよくなりマッサージの効果
を上げる。
「サプリメント外来」では、採血の解析をかけ栄養素の不足を把握し、不足をサプリ
で補う事で栄養状態を良くし、リンパ浮腫の改善が進む。
「高濃度ビタミンC点滴療法」はコラーゲンの生成をサポートするので、リンパ管にも
働き掛ける。

これらの治療にエビデンスがあるかどうかはさておき、リンパ浮腫の治療は
これからどんどん研究が進みそうですね。



【乳がんとはどんながんかを知りましょう】
日本の女性の場合、35歳頃から乳がんにかかる女性の数が増え、40代中頃が
ピークになります。
つまり、40代中頃に2センチ前後、もしくはそれ以上の状態でがんが見つかる事
になります。
そのくらいの大きさになるまで10~20年程度かかる事を想定すると、20~30代
に発がんしている事になるのです。


正に私の場合はこれに当てはまりました。
マンモグラフィーが北海道で数台導入され、初めて撮ったのが300代中頃でしたが、
その時石灰化が見つかりました。
石灰化があると言われてる方は、定期的に石灰化が集積していないか、経過観察
して行く事が大切だと思います。




【乳がん最新治療動向】 がんの遺伝子診断
オンコタイプDX
乳がんの成長に関わる21の遺伝子を分析する方法で、主にエストロゲンレセプター
陽性、リンパ節転移陰性の患者を対象に、治療法ごとに再発リスクを計算する事が
できる。

マンマプリント
オンコタイプDXとは別の70個の遺伝子を解析する。
マンマプリントの方が遺伝子の数が多く、より高い精度が期待されるが、検査対象
となる組織を冷凍保存しなければならないなど手間、費用がかかり、オンコタイプ
DXの方が実用的である。


これも私は当てはまるんですね。
そして2年前にチームオンコロジーの掲示板に投稿した時、オンコタイプDXの話を
上野先生が回答でお話していました。
ネットで調べたら、当時は40万円ぐらいかかる感じでした。
今も保険適用ではないので、希望する患者さんには行っている施設もあるそうです。




【自分らしく生きる】ことを忘れないで下さい。 
聖路加国際病院・中村清吾先生のお話です。

Ki67(きいろくじゅうなな)」

まだ癌として現れていないけれど、微小転移という形で存在する可能性(リスク)を
推測する因子のひとつです。
しかし現在はまだどのぐらいの数字であればリスクが高いのか低いのかといった指
針が定まっていません。
患者によって、ホルモン療法が有効、化学療法が有効という事がはっきりした一方
で、中間リスクに入った人はどんな薬物療法が効果的なのかが、分かりにくくなった
という方向性が明らかになりました。

最近はますます治療期間が長期化しています。
5年で終了していたホルモン療法が10年に伸びるケースも出てきました。
すると生活習慣病の予防対策など、患者さんのライフスタイル全般に踏み込んだ
指導が必要になっていきます。

そこで現在、仕組み作りが進められているのが医療連携です。
高度な設備が必要になる手術や放射線治療を行う病院と、術後補助療法を行って
いく病院は、必ずしも同一施設である必要はありません。
生活圏内に外来治療が出来て、専門看護師がいて患者さんのためのサポート
グループもあるような「かかりつけ医」がいた方が、今後の乳がん医療にはマッチ
します。



【再発・転移の診断】
術後の定期検診も乳腺外科に通う事になりますが、もし再発・転移であるとわかっ
たら、腫瘍内科医の診察・診断を受ける事も検討しましょう。
薬物療法の専門医は腫瘍内科医だからです。

再発の治療は1人1人の病状に合わせて、よりきめ細やかな治療戦略を立てる事
が必要ですが、乳がん治療は日進月歩で、新薬や新しいデータが次々に登場して
おり、腫瘍内科医だからこそ知っているような海外の治療情報も少なくありません。

再発の治療は命をかけた選択になるので、やはりプロ中のプロである腫瘍内科医
の診断が重要になるのです。
腫瘍内科医のいない病院にかかっているときは、セカンドオピニオンを検討する事
も必要です。

再発のよくみられる症状

骨     腰痛、背中の痛み、股関節の痛み、
       腕の痛み(ズキズキするような鈍痛のことが多い) 
       手足の痺れや麻痺

肺     息切れや咳が続く

肝臓    右側のお腹が張る
       みぞおちのあたりの圧痛

脳     頭痛、吐き気、めまい



  人気blogRanking  にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
      ↑          ↑           ↑
皆さんの応援で、また更新しようとがんばれる。ぽちっ

コメント
この記事へのコメント
情報発信
   ガーネットさん

お忙しいなかでの貴重な情報発信、改めて優しさに感じ入ました。
ガーネットさん採用された会社は目がたかく、
どんどん業績が伸びるとにらんでます。
    株を買いたいな~!
2009/10/12(月) 11:22 | URL | しろ #-[ 編集]
しろさん
いつも優しい言葉をかけていただいて、ありがとうございます。
かなり過大評価をしていただいているので、恥ずかしい限りです。。。(*^_^*)

記事を書こうと思ったので、私も内容を読む時間を取れて良かったです。
じゃないと、そのまま読まないでいたかもしれませんから。
あははは(●^o^●)
2009/10/12(月) 15:28 | URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集]


リンパ浮腫の治療法は、まだ始まって間もなく、わかっていないことも多いと聞きます。
これからなんですね。それだけに、あきらめることなく、情報をキャッチするのが大切ですね。

再発・転移した場合は、腫瘍内科医の診察も考える、、、そうですね。
私もそこは考えていました。
常に、再発は頭にあるので、、、。
その時がきたら、やはり1か所で全部の治療ができるほうがいいかな、、、と考えています。v-391
2009/10/12(月) 19:47 | URL | はーにゃ #-[ 編集]
はーにゃさん
日本では腫瘍内科医自体が少ないし、今だったら乳がんだけで考えると私は腫瘍内科医なりたての医師よりは、乳腺外科の主治医を頼りそうな気がします。
但し、セカンドオピニオンは取ると思います。

経験って大事だと思うんですよね。
さじ加減って、抗がん剤の場合命に関わりますもんね。
でも多剤併用なんてなると、知識が重要になってくるんでしょうね。

その上生活習慣病も考えなくてはいけない年齢になると、治療も狭められるかもしれないですね。
本当に治療期間長くなりますよね。

私今無治療です。
先日ノルバデックス飲みきって、まだ病院に行けてないので。(*^_^*)
2009/10/12(月) 22:50 | URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://aerochan.blog33.fc2.com/tb.php/627-a5dbcf8f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック