リストラ、50代の就活、派遣切り、そして現在パートさん・・・この先どうなるのか?賢い患者になるよ!生きてるだけで丸儲け!!
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5月30日(土) 午後1時半からの『家庭医学講座』に行って来ました。
当日は夕方から雨の予報でした。予報通りでした。 
日中は風が強かったですが、雨は降らない模様だったので自転車で出かけました。



mhd307po.jpg  医師会の主催です。
  年数回行われ、広報紙に掲載されます。

  今回のテーマは・・・・
  『ガンによる痛みは、どこまで抑えることが
  できるか』

  講演は・・・・
  ≪神経ブロックによる治療≫
  ≪くすりによる治療≫



内容は以前『緩和ケア』について聴いたセミナーと似てましたが、神経ブロックに
ついてはより詳細にお話されていました。
各々30分程度で、スライドを見ながら興味深いところをがんばってメモりました。
お話がどんどん進むと同時にスライドも変わるので、全部は無理。( ..)φメモメモ



≪神経ブロックによる治療≫  講師 : 東札幌病院 麻酔科部長  渡邊 昭彦

神経ブロックによる治療のお話を始める前にと言う事で話されていた事と、私の
個人的な思いを書いてみたいと思います。


1986年 WHOによりがん疼痛治療法が公表される。(注:WHO方式と呼ばれる)
1996年 この年に1度WHO方式の改定があり、その後現在まで改定はない。
2000年 日本緩和医療学会がWHO方式を推進。(注:学会は1996年創設)


しかし、先生のお話によると医師への普及率は未だ40%だという事です。
驚きですね。 推進から10年経過でまだこの普及率というのは。

ブログにUPするのに検索していて、面白い記事を発見しました。
このお話を裏付けているようなものですね。↓
「がん疼痛緩和と医療用麻薬の適正使用推進のための講習会」

2007年4月「がん対策基本法」の施行に伴い、2008年3月中旬にこのような
講習会が開かれていたのです。厚労省、泥縄式ですね。

毎日の診察で勉強する時間が無いかも知れないけど、毎日痛みに苦しんでいる
患者の為に、残り60%の医師も疼痛治療にもっと深く興味持って欲しい。

そして私達患者は、医師は全て知っていると思っちゃいけないですね。
自分の身体の事ですから、今迄の方法で疼痛緩和ができていない場合は、患者
自らも痛みを上手に伝える努力が必要なのだろうと思います。
これについては、お薬の話の時にまた触れたいと思います。



オピオイドって麻薬の事だったんですね。知らなかった。何々系の意味合いかと。。
先生のこの話を聴いて、あー成程と思いました。

WHO方式がん疼痛治療法は3段階に分かれているそうです。

1. 非オピオイド (鎮痛剤)
2. オピオイド (医療用麻薬)
3. オピオイド (先生のお話では神経ブロック注射等もこの段階らしいです)

必要に応じて、非オピオイド鎮痛剤や鎮痛補助薬と組合わせて使う。


良く言われる事ですが医療用麻薬の依存性については、痛みを持っている人に
使うのは依存性はないそうです。
痛みも何もない人が使うと依存が出ると仰ってました。
素人に分かりやすく簡単に説明したのでしょうが、この事もだんだん浸透して
きてますよね。

ここでスライドでは4ヶ国で使える医療麻薬の比較表が映し出されていたのですが、
日本はイギリス、アメリカ、カナダに比べると2~3種類使える麻薬が少なかった。


次に麻薬が効きづらい痛みに対する対応のお話がありました。

まず痛みがあると、動けない、食欲がない、不安イライラ、眠れない・・・・。
しかし痛みの感覚は生きる上で大切な防衛機能である。
例えばヤカンに触って熱いと感じる事で、次から予防しようとするというような事。

痛みには疼痛伝達の二重構造と言われるものがあり、向う脛を打ったと仮定し、
痛て!とすぐ反応し反射的に脚が跳ねるのが速い部分。
その後ジ~ンと続く痛って~とさすってしまうような痛みが遅い部分だそうです。

速い部分に対しては神経を抑えるのだが、乳がんの骨転移等がこの速い痛みに
入り、薬ではなかなか抑えられないそうで、逆に遅い痛みは薬で抑えやすいとか。



神経ブロックとは痛みを伝える神経をブロックするもので、麻酔の技術が使われる。

末梢 → 脊髄 → 脳 の順で痛みを感じるそうで、痛い部位の上位でブロックす
るのだが、上位にいくほど遮断は困難になり、運動神経の遮断も避けられない。
(麻痺が発生する)

WHOは腹部内臓痛に関しては、1~3の早い段階から腹腔神経叢ブロックによる
治療を推奨しているそうです。


次に硬膜外ブロックについては、注入薬剤の濃度(濃さ)により麻痺を起さないよう
に調整ができ、ポートを埋め込みお風呂にも入れるそうです。
肝細胞がんで大動脈周囲リンパ転移の患者さんと、肝臓に転移のある乳がん患者
さんの症例での説明がありました。
モルヒネ注射7000mg使用の患者さんです。

神経ブロックによる治療が難しいのは咽頭がんだそうです。


先生はこんな例をあげてお話していました。
前日に引っ越しして家具にぶつかったとします。
健康な人は単なる痛みと受け取りますが、癌患者は転移を疑います。
そこで単なる痛みじゃない部分で痛みが大きくなるんだそうです。

この部分で、痛みを伝える側と医者との共同作業が上手くいっていないという
事を仰っていました。


最後にこの治療の難点として、癌の進行を抑える訳ではないので、新たな痛みが
加わったりするので、薬と併用していく事が必要であり、がんの痛みを取り扱う
ペインクリニック医が少ないという事でした。

神経ブロックを併用すると80~90%除痛でき、70%は除痛で日常生活ができる
程度までになるそうです。

『くすりによる治療』については次回にします。
重複してるお話があるので、次回はきっと短めの記事にできるかと・・・・。(*^_^*)


もっと深~く勉強したい方は → がん情報サービス(がん疼痛の治療)

                     

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硬膜外からのお話は飛んじゃって2度書きました。。。。あぅ~。。。。

コメント
この記事へのコメント
タンスにぶつけた足の痛みのとらえかた、なるほど、と思いました。
私も術後はそうでしたから・・・。

それを医者にわかってもらうというのは、難しいでしょうね。
いやぁそれにしてもガーネットさんはいろいろなことを勉強されているんですね!改めて感心いたしました。

↓私は「登録を解除する」をクリックしたら、それから毎日のように迷惑メールが入ってきます・・・。でもアドレスを変えるのは大変なのと、メールサーバーが「迷惑メール」と認識してくれているので、ま、いいかと・・・。
2009/06/01(月) 17:33 | URL | ゆんこ #-[ 編集]
ゆんこさん
はやっ!
UPしたばかりで、きっとほやほやのところを訪問していただいたようです。(*^_^*)

痛みを伝えるのは、がんの痛みじゃなくても他人にはなかなか伝わらないものですよね。
お医者さんも患者が言わない事には加減が分からないでしょうね。
痛みの感じ方ってそれぞれだから、標準というのがないみたいですよ。

私も迷惑メールに分類されてました。笑。
いつまで来るんでしょうね。。。ゆんこさん、そのゆとりがいいですね。
私はダメなんですよね、そんなところが。(^_^;)

がんに関するセミナーは行けるものは暇だし行こうと思っています。
自分が直接治療受けてない事って、本当に初級編でもへぇ~と思う事がいっぱいでした。笑。
2009/06/01(月) 17:50 | URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集]
心の痛み
私は3回アドレス変えました
訳は聞かないで・・・
母さんにうんと怒られました。
2009/06/01(月) 19:51 | URL | あんぱん父さん #-[ 編集]
助かります!
 ガーネットさん
 
いつも重要な題目を提示していただき助かります。
”痛みを上手に伝える”はお気に入りにいれてみました。

”健康な人は単なる痛みと受け取りますが、癌患者は転移を疑います。
そこで単なる痛みじゃない部分で痛みが大きくなるんだそうです。”は心あたりイッパイ在ります(^_^;)

大切な情報、ありがとうございます。

          しろ
2009/06/01(月) 21:09 | URL | しろ #-[ 編集]
あんぱん父さん
3回とはまたずいぶんと・・・・
いつも怒られてますね。あははは(●^o^●)
あんぱん父さんは人の心の痛みも分かる人ですから。。v-22
2009/06/01(月) 22:59 | URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集]
しろさん
会場は60代、70代と思われる方が半数以上いたような気がします。
年配の方も勉強しているんですね。
しろさんのお役に立ったようで、よかったです。(^.^)

私も2年過ぎた頃からちょっと痛みがでると転移?と考えた時期がありました。
皆さん通る道なんでしょうね。v-22
2009/06/01(月) 23:12 | URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集]
ガン疼痛緩和
 ご近所の奥さんの話
お父さんがガンで入院中、主治医から麻薬による疼痛緩和を勧められたそうですが、母親の大反対にあい、子供達は泣く泣く、がん緩和の為の麻薬使用を断念せざるを得なかったそうです。同意書にサインしなかったのでしょう。。
麻薬=悪のイメージが強いけれど
ガン疼痛緩和=残された時間を有意義に楽に過ごせる。       麻薬に対して誤解をしている方もいらっしゃるので使い方によっては、
生活の質をも変えるものだから、もっと院内にポスター掲示などして誤解されないよう広まればいいと思います。
 私のお舅さんの場合
胃がん→肝臓がんで、やはり主治医から麻薬を勧められて本人も承諾し使用し、かなり楽にしていました。
しかし、舅と子供達の(婿、嫁を含む)不和で病院を転院せざるをえなくなり転院したのですが、転院先では・・以前の病院の残ったお薬を回収されてしまいました。
特に麻薬の管理は厳しく病院では鍵のかかる所に保管されるそうです。医師の麻薬の免許が必要でそれがないと出せないそうです。

ガーネットさんは色々な側面から勉強されていて、いつも関心してしまいます。(*^_^*)








2009/06/02(火) 13:45 | URL | 通りすがり #OS7RI82Q[ 編集]
通りすがりさん
こんにちは。v-273
色々お話くださって、ありがとうございます。

緩和治療が受けれず痛みを我慢してたなんて、患者の事を考えてるとは思えないです。
患者は何を望んでいるのか?、何を優先したいのか?
ご家族の方にはそこの所を考えて欲しいです。
家族の自己満足であってはならないですね。
私も兄、父の癌治療で、色んな事を学びました。患者としても、家族としても。

病院での掲示は有効ですね!なるほど!
小さな冊子なんかも置いておいたらいいですよね。
通りすがりさんのこのアイデア、いつかどこかで機会があったら提案してみたいと思います。
特に年配の方はネット検索なんてしないから、情報量が少ないですしね。

今は長期入院できないので、転院先を見つけるのも大変ですよね。
私が心臓の検査入院をした時も、病院では絶対安眠できないと思い眠剤を持って行ったんですね。
そしたら一旦没収されて、そこから飲む分だけ看護師さんが手渡ししてました。
やっぱり勝手に飲まれても困るだろうしね、麻薬は特にそうですね。

素人ながらもがんの事勉強していますが、なかなか直接関わりのない所は頭に入りません。
理解したつもりでも、体験して本当の理解ができるのでしょうね。
それでも、0よりは1でも2でも+になるように予習しています。

通りすがりさん、いつもコメントありがとうございます。v-22
殆どくだらない話してるブログですが、今後もよろしくお願い致します。(^-^)
2009/06/02(火) 15:25 | URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集]
早速のコメント有難うございます。
ムダにスペース開け過ぎて申し訳ありません。m(__)m
私の知り合いで難病の患者さんがいるのですが、病院の会計窓口の横に掲示されていたポスターで難病(特定疾患)は医療費の一部を都道府県から援助される事を知ったそうです。              保険センターにその書類をもらいに行くと、どこでその事を知りましたか?と聞かれたそうです。
なかなかその当事者でないと分からない事が多く公共機関はもっと市民の目につくようにしてほしいです。
・・機会があれば是非とも緩和ケアについてのご提案よろしくです!

再度失礼しました。こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
通りすがりでなくなってきたようなw
2009/06/02(火) 17:50 | URL | 通りすがり #OS7RI82Q[ 編集]
通りすがりさん2
お返事ありがとうございます。(^.^)
会計窓口は目につきますもんね。
それにしても、「どこでその事を知りましたか?」って担当者が聞くほど、公には知れ渡ってないという事でしょうね。
何でも自己申請でしかこういったものは給付されないですもんね。

とても良くお話の内容が分かりました。
ありがとうございます。
今度は「通りすがり」さんではないお名前で遊びに来て下さい。(●^o^●)
2009/06/02(火) 22:04 | URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集]
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