![]() | 最高の医療をうけるための患者学 (講談社+α新書) (2006/07/21) 上野 直人 商品詳細を見る |
あなたは主治医に知りたい事を質問できてますか?
どうも主治医と上手く話せない、患者はお医者さんに全て任せていれば安心と
思い込んでいるあなた、そんなあなたにお薦めです。
最高の医療をうけるためには患者も医療のチームに参加する事(参加型医療)、
その為には自分の病気を理解し明快に説明できるように、そして質問力を身につける事だが、
必要なことが質問できるようになるためには、日頃の練習が大事だと言っています。
その患者の質問力が医療者を育てると。
たいていのがんは、手術、化学療法、放射線治療などの組み合わせで治療する事になり、
それぞれの専門家がどの治療をどの順番で、どのくらいの割合で行うのがいいのかを話し
合い、合意を作っておく必要があり、これが『チーム医療』と呼ばれるものです・・・と、
書かれています。
このチーム医療に私達患者も参加し最高の医療をうけるために、具体的にどのように行動
すればいいのかをとっても分かり易い例えで解説しています。
私自身も5年前は病理の結果さえも満足に把握していませんでした。
そんな専門的な事は素人には解らないのだから、お医者さんに任せておけばいいんだと
思っていました。
落ち着いた頃ようやく乳がんという病気について調べ始めたのですが、調べれば調べるほど、
知れば知るほど疑問が湧いてきました。
医師に質問をし、回答を貰う。
しかしそれに対してもう一度質問、疑問を投げかける事をしませんでした。
会話はキャッチボールをして始めて成り立つもの。
本書は医師との会話の仕方、質問の仕方を教えてくれます。
何事も初めから上手くはできない。
だから小さな病気(風邪など)の時に、質問する練習をしようと説いています。
本書の中から、今すぐ誰でも実践できる事をいくつか書き出してみました。
★自分の病歴を記録しましょう。
★質問リストを準備しましょう。
★安心安全の標準療法を知る。(しかし選択肢は一つではありません)
★自分の最優先事項は何かを知る。
筆者は次のように語っています。
治療に参加するということは、まず自分自身についての情報を自分なりに理解する
事から始まります。次に、それらを人にも明快に説明できるようにしましょう。
医療側からオプションを引き出せるかどうかは、患者さんのアプローチ次第です。
自分の病気の状況、治療のオプションを理解したら、医師に希望を伝え、納得して治療を
進めていきましょう。
私もこの本を読んだ後で、もう一度主治医と真剣勝負を試みました。
そして、納得してこれからの治療を進める事が出来ると確信しました。
何といっても、精神的にすごく楽になりました。記事はこちら→ 【CT&主治医と真剣勝負!】
是非患者の皆さん、その御家族、そして今健康なあなたにも読んで欲しい一冊です。
『患者中心のがんチーム医療』 が日本中に広まる事を願っています。

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医者任せにする人って多いですよね。
「先生にお任せします」とか言って。
医者が患者の人生に責任を負ってくれるわけじゃないのに
そんな大事なことを任せてはいけません。
多くの人が、そのことをもっと意識してくれるといいですよね。
初めて乳がんの本を読んだのが手術も全て終って、退院してからの話でした。
でも私の場合は先生の説明はきちんと紙に書かれていたので、後から何度でも
読み返しましたけどね。
告知を受けた患者は気が動転するか、私の様にとりあえずまだ手術ができるんだと、
治療できる事で安心するかさまざまです。
だから、家族が慌てないでフォローする事が大切なんじゃないかと思います。
そして落ち着いて病気の事を理解し、主治医に質問できるようになって欲しいです。
でも、それが日本の医療の中で今一番後回しになっていること。
ちゃんと受け止めてくれる医師が少ないということ。
患者は誰しも最初から冷静に対応できるはずもなく・・・今は、医師の当たり外れで寿命まで違ってくるような有様なのですから・・・(-_-;)
先ずは自分が出来る事を最大限生かし、そして、患者中心の医療を考えてくださる医師が増えることを願います。
残念ですがまだまだ難しい現実を痛感する今日このごろです。
みんないろんな節約をしてますね!
このご時世なら仕方ない事なのかな??
記事読ませて頂きました。
患者学か。。。考えたことも無いことでした!
治療は医者が全てで、自分でもっと良いものを求める姿勢というものが、くま左衛門には無かったかな・・・
それほどの大病を経験したこと無いからかも・・・
今日も会社でお昼に話した事で、人間ドックの健診機関なんですが、色んな診療科
のクリニックが集まって健診しているのですが、最終の診断を下す時「うちはチーム医療
でやってますのでそれぞれ専門の先生が話し合って・・・・」の言葉があったそうです。
去年までそのような話は出てませんでした。
また、大学教授の話でもチーム医療、チームオンコロジーという言葉が出てきてました。
医学大学の教授からそのような言葉が聞けるという事は、これから医師を目指す医学生
の教育にも、何かしら影響があるのではないかと思っています。
でも医学生が一人前になるまでは最低10年はかかるでしょ?
だから私達患者が賢くなる事がチーム医療を進める一手になるのではないかと思います。
ところで、ブログでのバックショットなかなかいいアイディアですね。
後ろ姿でも何となくどんな人か想像できる。
三人三様で楽しめましたよ!私もバックなら載せてもいいかな。(^-^)
くま左衛門さんはまだまだ若いし、そこへ考えがいかないのは当然の事ですよ!
ずっと病院と付き合ってる私がこの有様ですから。
一番大切なのは信頼関係をどう築くかでしょうね。
主治医に対して不満ばかり言ってもダメだと思うし。
お互いに相手は理解していると思い込んで、誤解しているかもしれないしね。
私はよく勝手に先生の言葉を自分の解釈で判断してました。
つっこんで聞いてなかったような気がします。
自分で調べまくって、悩んでました。
未来のパパが頼りがいのあるパパである為に、今日ちょっとでも考えてもらえた
なら嬉しいです。
浪費家ではないけど、節約も上手く出来ないガーネットでした。
先日、看護師さんからも「先生とちゃんと話できてる?」と聞かれ、微妙だなぁっと思っていたところなんです。
聞きたいこといろいろあるのですが、いざそのときになるとなかなか聞けなかったり...
「質問リストを準備しましょう」
をやってみているところです。
「医療側からオプションを引き出せるかどうかは、患者さんのアプローチ次第」
そのとおりですよね。
この本読んでみたいです!
ですが、お名前は以前より見かけていましたよ。
LWCから入ってきていただくのは、とっても嬉しいです。(^o^)丿
本当はあちらで載せたい記事でしたが、私がLWCで書いてるのはこの関連記事が
多いので、宣伝と思われるかもと思い、あえて書きませんでした。
でも、こうしてLWCから来ていただいていたんですね。
私は主治医とは上手くいってるし、お話も出来てる方だと思っています。
ただ、標準治療でもはっきり境界線のない、どこを選択してもいい感じの
病理結果だったので、自分がどうしたいのかが自分でも分からなくなっていたのです。
何を優先したいのか?・・・・が。
数%の予防の為に、QOLを下げても強い治療に臨むべきか
(以前主治医に言って治療を変更し、副作用で途中断念しています)、
そこまでしなくていいのか・・・etc
何種類かの治療法をある程度調べて副作用も経験して、それで最後にダメ押しで
主治医の考えを参考にし、自分で選択しました。
左は中間リスクで右は低リスクなんです。
だから迷ったんです。左の治療と同じでいいのかと?
そうか~、結構皆さん話せないでいるのでしょうか?
LWCに入ってる人は仲間がいっぱいいるから、そんな問題も解決しているかと
思っていたのですが。
LWCで紹介する事も考えてみよーかなぁ・・・・。
緑緑さんどう思います?LWCのお友達はお話できてるようですか?
私はあまりLWCとの交流が深くないので、状況がよく分からないのです。
COOさんのブログの記事でバックショット見ましたよ!
だから緑緑さんの後姿見てますよ~ (^_-)-☆
ジーンズ派ですか?私はいつもジーンズです。
これを機会によろしくね!
先生とあんまりうまく話が出来ていないのは私くらいなのかな?と思ってたのですが、どうなんでしょうね?
今のところ私に「どうする?」と聞かれることがないので、それがちょっと不満と言えば言えなくはないのですが、主治医の方針(?)には納得しているのでとくに問題があるわけではないんです。
ただもうちょっと...と思うところはあるので、そのへんうまくこちらがアプローチできるかどうかなのでしょうね。
今年になって半分ですが仕事に復帰して、LwCのほうはここのとこちょっとご無沙汰してます。
後姿見られちゃいましたね(^^;)
おもいっきりスキだらけってかんじで恥ずかしいですが。
私はいつもジーンズです。
私もよくありますよ。聞こうと思ってた事言われたって。
そんな時は思いが同じ所にあると分かるので、単純に良かった!と思います。
主治医は以前聞いた話でも、説明の中で繰り返ししてくれます。
二度目に話に出る時は一度目より、より詳しく話してくれます。
きっと、私がちゃんと理解してないのが分かるのだと思います。
医師はこちらが何も聞かずにうん、うん、と頷いて黙って聞いていると、理解して
いるものと思い短い診察時間ですから次に話を進めると本に書いてありました。
そんな細かなところがこの本には書いてあります。
緑緑さんも是非読んでみて下さい。
そしてお仕事復帰よかったですね。
新しく使うお薬の為短期入院するんですよね?
お仕事の事やなんかもあり、大変でしょうがまた新しい一歩の始まりですね。
打つ手があるのは感謝ですね。 がんばって! (^。^)y-.。o○
拙い文章でお恥ずかしいですが、一人でも目に留めていただけたらと思い、
記事にしてみました。
読んでいただいた皆さんからまたどなたかに紹介していただけたら嬉しいですね。(^_^)
先生も無理をなさらずに・・・・医師として、患者として。
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