5月14日(木) T病院 循環器センター pm 2:00
午後1時から始まった検査ですが、まだ採血が終わっただけでした。
両側乳がんの私、腋窩リンパ節は左0/11、右0/7郭清している。
左腕は全く使用できず、右は採血、血圧計はOKと主治医から言われていた。
今回、冠動脈造影CTを撮る事になり、いつも通り足から造影剤を入れるようルートを
取って検査室で待っていたところ、検査技師より心臓の検査で冠動脈をCTで撮る
場合、足からでは上手く撮れないという事を言われた。
心臓までの距離があり過ぎるからだろうか?造影剤の量が関係するのだろうか?
検査技師が直接オーダーした先生と連絡をし、造影剤を使わない事になった。
本来なら造影剤を使っての検査がベターに違いないのだ。
私も毎回毎回ひっかかる心臓の検査に、白黒はっきりさせたかったのでベストな検査
をしたかった。
そこで乳腺の先生に確認取る事の了解を得た。
公衆電話のコーナーなら携帯使えると言われ、そこで掛けてみた。切れる。
お財布には今時テレカが入っていた。
携帯をずっと持たなかった私。テレカはいつもお財布に入っている。
公衆電話でかけ直した。
ガ : もしもし、そちらに通院してますガーネットですが、今循環器の病院にいて造影
剤を使った検査をするんですが、私両側乳がんで両腕を使えないので足から
注射しようと思ったら、足からじゃ検査できないって言われたんです。
それで腕使えないか確認したかったんですけど。
受 : (診察券の番号を伝える) では、少しお待ち下さい。。。
Dr : もしもし・・・
(主治医が出た。木曜日は手術日でも外来担当日でもないから予想はできた。)
ガ : あ、こんにちは。
今循環器で心臓の造影剤使ったCT検査するのに足からルート取ってたん
ですが、足からだと写りが悪いみたいでできないって言われたんですよ。
Dr : あなたの場合は~~~で右の方がやるとすれば良いと思うけど。
ガ : そうですよね。古い方が良いって言われたんですけど右ですよね?
Dr : そうだね、良いですよ右で。
ガ : ありがとうございます。
Dr : はい、お大事に~。
ようやくこれで最初のオーダー通りの検査ができる。
さて、ルート取り直さないと。足からのルートは意味ない事になりました。
処置室に戻り足から抜いて、新たに右腕から取ります。
準備できたところで再びCT検査室へ。
さっきの技師さんに「すいません、色々時間をとってしまって」とお詫びを。
若い技師さんが説明をしてくれました。
ここはスタッフ多いなぁ。
びっくりしたのが、息止めの練習があった事。1度目は短め、2度目は少し長めに。
冠動脈造影CTって面白いです。肺や肝臓とはまた撮影方法が違うんですね。
心電図の電極を貼り、何やら舌下にシュッと吹きかけた。
心臓がバクバクしないようにと言ってました。血管拡張の意味もあるようです。
ちょっと検索してみました。ニトロ製剤だったんですね。
前置きが長かった割には検査時間は数分で、かなり短時間で終了しました。
私はよくエレベーターや検査機器のメーカーをチェックする事があります。(^-^)
今回のCTもメーカー名分かってたので、診断機器をT病院のHPで調べてみました。
64列 MSCT(マルチスライスCT)というのを使っていました。
MDCT(マルチディテクタCT)とも呼ばれるみたいですね。
最新機器のようです。
短時間、低被曝で検査でき、循環器領域での全身の血管検査に加え、心臓領域の
撮影も数秒でできます。
無事CT検査も済んだところで、「今度は胸の写真撮りますから」と技師さんが、
何故かものすごい笑顔というかヘラヘラしてるというか、テンション高く立ち位置
の指導をしていた。予定通りの検査ができたから?
正面と側面の2枚撮って、これでX線室は終了。
今度はエコーを撮るらしく、また違う技師さんに
バトンタッチです。
その前に針を抜くのでまた処置室に戻ります。
検査が変わる毎に担当の検査技師さんが次の
技師さんに引き継いで行く。
採尿カップはずっとバッグに入ったままだった。
トイレはどうかと聞かれて、丁度行きたかったので・・
採尿完了!
pm 3:19 洗面所でパチリ。
トイレから出たらエコーの技師さんが待っていた。(>_<)
エコー室に入り説明を受ける。3種類の検査をするそうだ。
まず腎臓の血流を見ると言って、お腹にプローブを当てた。
次に頸動脈左右、そして最後に心臓を見てました。
エコー画面をみたら赤、青、黄色のアメーバーみたいな画像が流れていた。
カラ―ドップラーエコーと言って、乳がんのスクリーニングにも使えまます。
イスの上に私の検査ファイルがあり、≪紹介患者です。結果をお願いします。≫という
短冊がクリアファイルから見えました。
今まで自分でファイルを持って検査室を回っていないのです。
全て看護師、検査技師の皆さんがファイルを持って次の検査室へ案内してくれます。
さぁ、次は動脈硬化を調べる四肢血圧測定(ABI)と心電図の検査です。
左右の上腕部と、足首におのおの血圧測定用のカフ(圧迫帯)を巻きます。
両手首に心電図記録用クリップを、胸に心音測定のマイクロフォンを取り付けます。
血圧を測る要領と同じで圧が掛ります。
乳腺では左腕は血圧計のOKは出てませんが、数分の圧迫は問題ないだろうと
自分で判断しました。
この検査は3年前もしているし、その時も何の問題もありませんでした。
次は同じ技師さんとエレベーターで移動。最後はトレッドミル負荷心電図検査です。
あとで聞いて理解したのですが、トレッドミルは本館にあってリハビリ室の隣でした。
入院患者さんの賑やかな声が聞こえてました。
今何時なのか、記事をUPするのに写真で時間分かりましたが、時計を外していた
ので、時間の感覚がなくなっていました。
検査室色々渡り歩きましたが、掛け時計がどこにも無かった。どこもそう?
ここで又、心電図の電極を付け、今度はトレッドミルを使うので、器具を胸帯みたいな
ベルトで固定します。
下はずっとジーンズのままでしたが、歩き易いようにと病衣に着替えました。
技師さんの説明は、「3段階に手前が上がって傾斜するので、出来るところまででいい
のですからなるべく歩いて下さい」との事。
先生も立ち会ってするそうで、しばらく技師さんとお話をして待ちました。
ガ : 前に人間ドックの先生にどこの病院がいいか聞いたらH病院って言われたん
だけど、ここの病院も同じ系列の病院だったんですね。
技 : そうです。S先生も元々はH病院の循環器科にいたんですよ。
それでこっちに循環器センターをオープンするんで、移ってきたんです。
ガ : そうだったんですか!(すごい、お薦めのところの先生だったんだぁ)
先生が入ってきました。ここで初めて先生と顔を合せました。HPで顔写真は見てた。
やさしそうで50歳になるかならないか、話してみたらとても気さくな先生でした。
運動を始めます。 技師の方が機器の操作をし、先生は指示を出しつつモニターで
心電波形、血圧、心拍数などを見てます。
第1段階。かなりゆっくりな歩きです。因みに裸足です。
Dr : まだまだ大丈夫でしょ?
技 : エアロビクスしてるそうです。
Dr : あー、それじゃあこんなもんじゃ何でもないね。もっと上げようか。
第2段階。傾斜して速度も増してきました。1分刻みのようです。
Dr : どんな感じ?まぁどこまでがどうって分かり辛いだろうけど1~5だと、まだ1
とか2とかいう感じ?
ガ : 1って事はないですね。ちょっと息が上がってきた感じです。3ぐらいかな?
今心拍数はいくつですか?
Dr : 120。
ガ : 大体135ぐらいまで上げてから、筋トレするメニューにしてましたけど。
Dr : そうだね、年齢からしたら140とかそのぐらいだから。
第3段階。かなり傾斜して速度は早足より駆け足がしたくなる感じ。
Dr : 大丈夫?
ガ : 大丈夫です。(*^_^*) でもこれ、歩いてなきゃいけないんですよね?
技 : 走ってもいいですよ。
ガ :
Dr : どお、普通はそこまでやらないけど、もう1段階やってみる?(^^♪
1~5まであって、5はやらないから。
ガ : やってみてもいいですよ。
第4段階は、同じ傾斜スピードでもう1分延長でした。
先生良いデータ撮れましたか?
終わってモニターの心拍数見たら157だった。
これですべて検査は終了しました。
エレベーターに戻る時、この場所が本館で渡り廊下でつながっている所を歩いている
事が分かった。
どこをどう回ったのか、さっぱりわからない。迷う人もいるとか。
技師さんがずっと付いていてくれたので、「ここは人間ドックみたいですね」と感想を。。
診察室の前で診断を待ちます。
この時待合室に患者がいないので、何時だ?と思い時計を見た。
pm 4:15 えー もうこんな時間だったの~。
それにしても乳腺クリニックなら、まだまだ患者はわんさかいる時間帯だ。
乳腺の先生がどれだけ忙しいか、実感したのでした。
私の番号が電光掲示板に表示され、アナウンスが入った。
診察室へ・・・先生がPCで3D画像を開き、心臓冠動脈の模型を手に説明してくれた。
画像でも太くてプラークもできてない冠動脈が映しだされていた。
先生がクリックしながら角度を変えていく。
自分の心臓の3D画像を見ました。こんなにはっきり写るんだ。すごーい。
ガ : これじゃあカテーテル検査必要ないですね。
Dr : CTはカテーテルに比べて患者さんに負担がかからないからね。
ただ、息止めがちゃんとできないと、ぶれたり変に読み取ったりするから、
正常な物を異常に撮ってしまう事もあるんだよね。
だからこれは健康な人の心臓を検査するには良いと思う。
やっぱりカテーテルは動いている心臓を見れるし、病変をきっちり捉えられるから、ある
程度症状の出てる患者では、MSCTよりカテーテル検査が間違いないようだ。
スクリーニングの意味で撮るのには、被爆量も少なく日帰りで入院しなくても出来る
検査なので、目的によって使い分けるのがベストなのだろう。
心筋は13mm。医大の時から進んでいない。ほっ!
ここでも普通は10mmで、ボディービルダーで20mmぐらいだそうです。
さすが技師さんが、「S先生はジム話にのってきますよ」と言っていただけあって、
先生も運動しているらしく例えもスポーツ医のようだ。(*^_^*)
運動中の心電図波形も変化は無かった。
運動する前から心肥大は言われていた事を話したら・・・
Dr : 元々生まれつきかも知れないし、弱い拡張型心筋症かも知れないね。
血流も足先まできちんと流れているし、脚に血栓も無いです。
まぁ、何かあったらあんなに動く事できない。
ガ : それじゃあ運動制限はしなくていいですか?
Dr : 全く問題ないね。大体問題あったらあんなに運動できる訳がない。
ばんざーい!
さて、帰りますか。ちゃりんこで。。。 チャリチャリ・・・
ご意見箱があちこちにあった。
今回、ここでの検査は医師、技師、看護師、事務スタッフ、100点満点の病院でした。
今度からここにしよう!循環器ここお薦めです!
採血と造影剤投与に針を刺した数4回でした。
最初の採血の跡は、四肢血圧測定で圧迫したので、チラッと内出血の青タンが。
ガ : すいません、折角時間かけてルート取ってくれたのに、無駄になってしまって。
看 : いいえ、私も勉強になりました。冠動脈の場合足からはダメだって。
次の患者さんの役に立つなら、これも無駄ではなかったのでしょう!
私も腋窩リンパ郭清した腕で、注射出来る事確認できたし。うひひひ・・・
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皆さんの応援で、また更新しようとがんばれる。ぽちっ
帰りは面接会場の下見もしました。充実した1日だったです。
帰宅したら5時半でした。チャリンコは寒くて、寒くて、手に息を吹きかけて帰りました。
とにかく体を温めようとコーヒー飲みましたが、1時間後にはジムに行って、ヨガ
とハードエアロしましたとさ。
危ないと思い葛根湯と寝る時はパブロンを飲んでます。
ちょっと今朝はノド痛かったけど、今は落ち着いてます。
北海道にはまだ新型インフルエンザ来てないよね?
完結編、長かったですねー。皆様お疲れ様です。(*^_^*)
しばらくほっといてもいいよー。勝手に書いてるから~。(^O^)