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リストラ、50代の就活、派遣切り、そして現在パートさん・・・この先どうなるのか?賢い患者になるよ!生きてるだけで丸儲け!!
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≪リアルタイムなお話 ’08.4.5(土) CT検査≫
今日のお話は長いです。時間の無い方は明日にしたようがいいよ!

3ヶ月振りの乳腺クリニック。
今日は、CT検査、エコー、採血、そしてオプションで私から要請した骨粗鬆症検査。
11:00の予約で「10分前に来て下さい」と注意書きがあったので、30分前に到着。
ものすごい人が待っていた。50人はいたと思う。座るイスも探さなくてはいけないほど。

10:45 呼ばれて病衣に着替える。
CT検査室に入る前に、「ガーネットさんCT入ります」・・・・おっ、もう直ぐだ!
看護師さんと検査技師さんとの申し送りで「足です」「足ですね」と、足、足の声が飛び交う。
私の事だ。恥ずかしい。

4月とはいえまだまだ風は冷たく、クリニックに着いた時は身体が冷えていた。
点滴ライン確保の為、看護師さんが足を触ったら「アー冷たいね。蒸しタオルで温める?」
と聞かれた。「入るんだったら(点滴の針が)、別にいいけど」と言ったが、結局温めた。

馴染みのベテラン技師さんその時入ってきた。
「こんにちわ~」でチャンス、聞いちゃおう。
ガ : 今日骨粗鬆症の検査したいと思ったんだけど、こんなに混んでちゃ無理ですかね?
技 : やるんだったら、点滴する前にやった方がいいと思う。移動しなきゃいけないから。
    今だったら、OOさん一人終わればできるけど。
ガ : やりたい!

で、無事骨粗鬆症の検査も一年半振りにやってきた。
前回予約の電話で、当日看護師さんに直接話して下さいと言われていた。
でも、着替えてる最中は忘れてしまっていた。

再び足を温めて、いよいよライン確保。
看 : 今日は血液検査あるので、ここで採血してしまいますから。
    この点滴の針痛いんだよねぇ。ちょっとちくっとしますね。ごめんなさい。
    足は痛いんだよね。恨まないで。・・・・・・・(ちくっとしたけど、痛くない。上手い!)
    ガーネットさん痛みに強いですね!全然痛がらない。
ガ : 注射上手だねぇ。全然痛くなかったよ! (また言われた、痛がらないと)
看 : イヤ~、皆さん結構痛がりますよ。

【CT検査】
初めに簡単な撮影と言われ造影剤を入れる前、生食点滴だけで撮影。
その後医師が造影剤を投入に来る。
ちょっと時間があったので、きょろきょろ頭を動かしてCT検査室を観察した。

頭の後ろに監視カメラ(?)が見えた。モニターに顔が映ったかも。
そうか、こんな風にカメラで監視してたんだ。頭から突っ込まなかったら気付かない事だった。
次に段ボールに手書きのステッカー。 『クリスマスグッズ』と読めた。ふふふ・・・。
その段ボールのラックの下にはMRIと書かれたA3版の封筒がたくさん。
いよいよおもしろい。反対側を見たらフィルムの箱、生食の箱が見える。

そうこうしている内に先生が来た。いつも主治医のY先生なのだが、今日は院長先生だった。
今までは足からCTの中へウィーンと入って行ったのだが、両側なので足から点滴ライン確保
している為、頭からウィーンと入って行った。
なので足元に先生が来た時顔を確認する事が出来た。

先生も私を見たので「あっ、院長先生だったんですね」と挨拶。看護師さんも笑顔だった。
院長先生、青い放射線防護エプロンしてた。今迄もしてたのかな?
そして造影剤入れ終わる前に、撮影が再開された。だからエプロンしてたのか!
院 : もう二年になる?
ガ : えっ、右からですか? 一年です。2月だったから。
院 : あ、一年?大分経ってる気がしてた。この間はどうもありがとう。(パーティーのお礼)
    調子悪くないんでしょ?
ガ : はい、調子良いですよ!

その後院長先生は直ぐ去らないで、少し見守っていた。
医大でマンモを撮ってた時、撮影方向をあれこれ指示していた先生。
技師に「先生危ないですよ。出て下さい」と言われていたのを思い出した。
もう15年も前の話だ。

撮影が終わり技師の方に思わず告白。
ガ : すごい、いつも見れないもの見ました!
技 : えっ?
ガ : 『クリスマスグッズ』って書いてた段ボール!
技 : (笑) あっ、見られちゃいました!? もう物置状態なんですよ。 

続きは↓をクリック!  
11:45 CT検査終了  12:45 エコー検査終了

12:50 【診察 主治医との対話】
CT写真を先生がチェック。
Dr : ざっと見たところ、問題は・・・・・。
ガ : 無し!
Dr : 最後まで見てないけど・・・・問題は無し!
ガ : 先生、今日は先生に聞きたい事があるんですけど。
    私、タモキシフェン耐性ができてるんじゃないかと思うんですけど。   
Dr : 耐性かどうかは難しいけど、急にぐわっとね大きくなった訳じゃないから。
ガ : でも左の時からずっとノルバデックス飲んでるでしょ。それで右がなったという事は、
    増殖を抑えられなかったんじゃないかと思うんですけど。
Dr : ホルモン陽性は全体の10人中6人が効くタイプだから。
ガ : え~そんなに少なかったんだ。
Dr : で、その内6割に効果ありという事だから。
ガ : 確かにネットで相談したらノルバデックス飲んでても、対側の発症を抑えられるのは
    40%と言ってました。
Dr : 6×6割だから、ろくろく36・・・そうだね。(カルテでERとPgRの数値を確認)
    それでも100%再発しないとは言えない。
ガ : ホルモン値でこの間F先生に半年、一年後の閉経予測がつくか聞いたら分からないって
    言ってました。先生にお手紙出すって言ってたんですけど、着てませんか?
Dr : (カルテに赤字で何やら書いてあるのを指して)これかな?
    これはあなたから聞いた話だよね?いや、送ってきてても貼ってないかも知れないし。
ガ : (話してる最中に席を立ち、バックから婦人科でもらった数値表を出し、先生に見せる)
    これなんですけど。
Dr : おっ、これはいいね。(分かり易い表だという事です)
    エストロゲンが8.9、これは閉経状態になってる。
    FSHが20いくつとか超えると100とかの人もいるけど、ここを超えると閉経だから、
    F先生その説明してなかった?(胸ポケットの手帳から先生ホルモン値のメモを出す)
    あなたの数値は・・・。
ガ : 14.1です。
Dr : そうなるとまだ閉経状態ではないという事になる。
    生理が止まっても、直ぐ閉経じゃないから。閉経するまでの過程を踏んでるだけで
    それから2年とか3年とか掛かるから。
ガ : もし、今の数値を見て半年、一年後ぐらいに閉経ってわかればその位の期間だったら
    またゾラかリュープリンやってもいいかなと思ったんですけど、2年か3年となると前の
    ように腱鞘炎になったりするから。ノルバデックスをどうしようか悩んでるんですよ。
Dr : 婦人科の先生が分からないって言うんだから、外科医にはわからないなぁ。(笑)
ガ : (爆笑)そりゃそうだ!
Dr : この検査はここでも出来るけどね。
ガ : えっ、ここで出来るんですか?
Dr : できるけど、その結果閉経かどうかっていうのはやっぱり専門の婦人科の先生からの
    方が信憑性があるから。
ガ : あー診断する事がね~。
Dr : もし、予防という事を考えれば抗がん剤という手もある。
ガ : そうなんですよねぇ。
    先生は、ゾラとかのホルモン療法よりはそちらを選びますか?       
Dr : ホルモンの状態がはっきりしてないから。
    前に飲んでたのは・・・UFTカプセル・・・
   (カルテにUFTカプセルと見える。院長先生が変更したものだ)
ガ : フルツロンは3週間で吐き気が出て、UFT顆粒からカプセルに変更になったんです。
Dr : 今一番効果があるのがUFTカプセルだから。
ガ : 経口抗がん剤って効果あるんですか?
Dr : 日本の医者が効果ないっていってるだけで、3年前に腫瘍内科医が効果無いって
    言って、今はエビデンスがあるから今度は効果があるって同じ医者が言ってるんだから。
    よく患者さんも本持って来て「こう書いてありますけど」って言うけど、院長もそんなのは問題
    にしていないから。
    これだって、今はエビデンスがあるって言っても、新薬が研究されて出てきた時エビデンス
    ないってなれば、また効果が無いって事になるんだから。
ガ : 前にUFT飲んでた時は肝臓だけでしたっけ、何か出たのは?
    先生はどう思います?
Dr : ノルバデックスだけで90%良いと思うよ。
    それ以上になると抗がん剤の点滴という事になる。
ガ : いやぁ~そこまでは。グレード1だし。わかりました。
    先生の話を聞きたかっただけなので、このままノルバデックスという事で。
Dr : もし又できたら、その時は点滴になると思う。
ガ : それはそうでしょうね。(やっぱり100%じゃないんだな。 ふ~ )

右腋のリンパの腫れの事も細胞診で前回OKで、すっかり私の中では終わっていたのだが、
先生は触診でしっかり調べてくれた。
そして、前回は形成外科手術でリンパが闘ったようなので、今度またそんな事が起きたら、
その時色々調べるからと言ってくれた。
今回は聞きたい事全部聞けた。一言一句間違いなく書けたとは思わないが、おおよその
会話はこんな感じだった。

「運動してるの?」と聞かれて、初めて網膜裂孔でレーザー治療を2回した事、この間ようやく
先生から「格闘技以外なら何をしても良い」と言われた事を話した。
先生、今日もとてつもなく患者さん多かったのにちゃんと話聞いてくれてありがとう!
目と目を見ながらきちんと対話できました。
これで、治療方針は決まりました。

次回は何もなければ3ヶ月後との事。
検査の結果は何かあれば14日に電話くれるそうだ。今回から何もない場合は電話はない。
Y先生も忙しくなってきたんだろうと思う。新患を診る診察日が増えたから。
看護師さんに何曜日がいいか聞いたら、やっぱり水曜日の朝一が一番待たないかもと。
月曜日は新患も診る日なので、新患が来たら混むと言ってた。

右乳癌発症からずっと悩み、自分で色々調べだんだん訳わからなくなり、ネットで相談し
結局主治医と話さなければ解決はしないという事だった。
それからはホルモン値の検査、その結果から自分がどうしたいかを考え、こうして主治医と
正面から話す事ができたのでした。

主治医がきちんと説明してくれた事で、私は今迄以上に信頼を持って接する事が
出来る事と思う。
こちらがきちんと質問したら、相手もきちんと答えてくれるという事を実感した。
この結果が将来どうでようと、それは私が決めた事、私が選択した事です。後悔はない!


患者学
 主治医がしきりとエビデンスという言葉を使っていた。
 今迄その言葉を主治医の口から聞いた事は無かったと思う。
 10周年の記念に本をクリニックに贈呈した。
 先生もこの本を読んだかも知れない。

 最高の医療をうけるための患者学 (講談社+α新書)



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コメント
この記事へのコメント
こんちは
いつもながらガーネットさんの医師とのやりとりには感心させられてしまいます。状況がとても分かります。そしてガーネットさんがきちんと納得するまで食い下がるところも、わたしにはなかなか出来なくて、こうでないといけないんだなぁと見習うことばかりです。昨日ですが「滋賀県がん患者団体連絡協議会」発足会がありまして、そこで体験談を話すように依頼されたものですから、いろいろ考えたすえ、チーム医療の促進による精神的ケアの大切さを訴えることにしました。つたないわたしの話しがどこまで伝わったかわかりませんが、再度チーム医療について考えるいい機会になったことをお伝えします。ありがとう(^^)v
2008/04/06(日) 12:05 | URL | coo #A1vz8dvw[ 編集]
NoTitle
応援ポチです(ノ∀≦。)ノ
2008/04/06(日) 13:02 | URL | くま左衛門 #-[ 編集]
cooさん
COOさん滋賀県なんですね。そして協議会にも参加してるのね。
私は何処にも属してないので、同じ乳がん患者でも知ってるのは2~3名だけです。
体験談をお話するとの事。大変ですよね、皆さんに分かるようにお話する事、書く事。
チーム医療についてお話して下さったそうで、こちらこそありがとうです。

少しでも患者さん参加型のチーム医療というものを患者さん自身に理解していただき、
自分のできるところから行動を起こしていただけたらと思います。

今回の主治医とのやり取りで実感しました。
こちらが真剣に臨めば、お医者さんも真摯に受け止めてくれる。
そしてもう一歩踏み出した情報、詳細な説明をしていただけると。
患者の質問力で、自分に関わる詳細な情報を得る事ができるんだなぁと思いました。

結果がどうでようと、自分も参加して選択した治療法であれば迷いなくできるし、
精神的にもかなり楽ですね。
cooさんはリーダーシップ取れる方のようですね。
大勢の前で話すの、私は苦手です。(-"-)
2008/04/06(日) 14:51 | URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集]
くま左衛門さん
いつもながら応援ありがとう。(●^o^●)
くま左衛門さんのブログいろんなものが貼ってあるから、
興味津々でクリックしてみたよ!
2008/04/06(日) 14:56 | URL | ガーネット #0ll.HrS2[ 編集]
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